空いた時間は遊技機のメンテナンスを強化
人員に余裕がない時代に
スタッフの負担軽減に貢献
2008年8月8日にグランドオープンしたパチンコ専門店《夢工房YAHHO佐久》。
開店当初からニューギン・アドバンス製の島設備を導入している同店は、2013年12月28日のリニューアルで1円パチンココーナーの島にある6基の布研磨機をECOポリシステムに変更した。
このECOポリシステムについて北村龍志マネージャーは、
「トラブルもなく稼働していますので、スタッフが何か手を加える必要もありません。たまに問題がないか点検する程度ですね。ECOポリシステムは6基導入してますが、布研磨機と比較して布交換などの作業がないため、その作業に費やしていた15~20分の作業時間を他の作業に振り分けられています。今は、その時間を遊技機のメンテナンスに充てていますが、これまでと同じ作業時間でもできることが増えました」
と話す。布研磨機では布の交換、洗濯といった作業が発生するが、ECOポリシステムはポリの交換・補充が不要のメンテナンスフリーが特長の研磨機。研磨機に掛かっていたスタッフの作業負担が解消されたことで、これまで手の行き届かなかった作業にも力がいれられると高く評価している。
また、スタッフの作業軽減について深く話を聞くと次の様な答えが返ってきた。
「現在は全島設備の半分にECOポリシステムを導入していますが、すべてに導入すればスタッフの作業効率はもっと上がります。また、人員の問題があります。10年前は求人広告を出さなくても飛び込みで働きたいという人がよく来ましたが、現在は求人に対する反応が良くない時代です。人員に余裕がない中で、スタッフにとって手間のかからないECOポリシステムは非常に重宝しています」
すでに遊技業界でも求人難が指摘されている状況で、ECOポリシステムがスタッフの作業負担の軽減、さらには人員の削減による人件費の抑制にも貢献するとの声も聞かれた。
さらに、同店では導入から1年後にはオリジナル洗浄水の補充を自店でできないか検討している。
「昔のポリ式研磨機はポリを抜いて洗い、また戻すの繰り返しでした。しかし、ECOポリシステムは研磨機内でポリを洗浄してくれるのでポリを抜き出す必要がなく、オリジナル洗浄水が少なくなれば補充するだけです。その補充も簡単で水の量が見られるから確認すれば補充時期も一目瞭然となっています。そこで、水の補充作業は自分たちでできるのではないかと考えているところです」
それほど、ECOポリシステムは扱いやすい。
長野新幹線「佐久駅」が最寄り駅の同店。2013年のリニューアルではECOポリシステムのほか、1円パチンココーナーに各台玉計数機を導入するなど設備投資を実行した。