店舗開発にあたって掲げたのはローコスト。また、郊外店ながら飲食店の併設もない。理由は、地域を大切にしたいから、という。
「趣向を凝らした造りや装飾でコストをかけても、結局はそれがお客様の負担になってしまう。それが果たしてお客様のためなのか。食事処をあえて用意しなかったのは、周辺の飲食店を使ってもらいたいから。車で来るお客様が地域にお金を落としてくれれば活性化につながる」と五十嵐チーフは語る。

接客についてもこだわりを持つ。「店員は空気のように、というのが当店のスタイル。
話しかけられれば最大限のおもてなしを行い、お客様の行動にも気を配るが、お客様の遊びの時間、静かな時間をなるべく邪魔せず、サービスの押し付けはしない」という。
徹底したコスト意識とお客様の時間を尊重する接客で、さりげなく地域に寄り添う。