女性スタッフが働きやすい環境整備に貢献
メンテナンス不要の仕様が
負担の軽減とトラブルを回避
2013年12月よりECOポリシステムを導入する《JUMBOパーク大蒲店》は、グループで最大となる総台数762台の大型低貸専門店(現在のレートは1・2円パチンコ、5・10円パチスロ)。住宅と工場の多い地域に位置し、主に仕事帰りのファンが遊技を楽しみに訪れる。
同店では研磨機にポリ式を採用しており、今回、既存の他社製島設備を活かしたままECOポリシステム1基を差し替えて導入した。そこで、従来のポリ式研磨機との違いを同社の佐藤裕則営業次長に尋ねると、
「やはりポリ交換の手間がない点が大きいですね。これまでポリの交換は2日に1回、閉店後に行っていますが、スタッフが一人で行うと30分程度の作業時間となります。これが全島にECOポリシステムの導入となれば、その時間を削減できますので単純に30分の余裕が生まれます。この空いた時間は遊技機のメンテナンスに充てられそうです。
また、ポリの交換は人が作業を行いますのでミスも起こりえます。以前には補給内にこぼれたポリが原因で玉詰まりを引き起こし、玉がスムーズに補給されないトラブルが発生することもありました。ポリに関するトラブルは多いと感じていますので、自店によるポリ交換がないメンテナンスフリーなECOポリシステムは、スタッフの作業負担の軽減と同時に、ポリによるトラブルを回避できる点で優れていると思います」
と、主に負担軽減とトラブル回避の2点を挙げた。
また、同店ではグループの方針でスタッフの7割を女性が占める。そのため男性スタッフ中心の店舗とは違った視点でECOポリシステムのメリットを捉える。
「当店では各台玉計数機の導入など全体の作業負担の軽減化を図っているほか、女性スタッフの比率を高めてきめ細やかで親しみのある接客を推進しています。その中で、ポリを抜き出して、専用の機械で洗浄して戻す作業は女性スタッフにとっては大変な作業となっています。その交換作業がないということは、スタッフの女性比率を高めていく戦略の中で、働きやすい環境の整備に貢献するのではと考えています」
では、実際に作業負担の軽減によって、どういった作業を行える様になるのか。
「これまで遊技機のメンテナンスでは、お客様が触れるハンドルやレバー、ボタンの清掃がメインでした。しかし、時間に余裕が生まれれば清掃だけではなく、ハンドルやボタンの具合を点検できます。そうなれば、これまでよりも遊技機のトラブルも少なくなり、より快適な遊技空間を提供できます」
1997年にグランドオープン。09年からは「地域最大」の低貸専門店として親しまれている。店舗周辺は住宅と工場が多く、仕事帰りのサラリーマンが客層の中心となっている。