消費増税などを見越して大幅リニューアル
少ない人員でも負担なし
PS併用島にも大きな期待
宮城県の北西部に位置する栗原市で、1993年から営業を続ける《大将軍築館店》。オープンから20年が経過する中、2013年12月と2014年3月にパチンコ島の大幅リニューアルを行った。
「リニューアルのきっかけは4月からの消費税率の引き上げとパチンコ島の老朽化です。消費税が上がれば、人件費や電気代などを含めて経費をよりシビアにみていかなければなりません。一方、パチンコ島はこれまで補修程度しかしておらず、修理費などがけっこう掛かっていました。そこで、長期的なコスト削減を視野に入れて、パチンコ島を更新して遊技環境をより快適にしました」
こう語るのは同店を経営するケイセン企業の佐藤徳道営業本部長。パチンコ島にはニューギン・アドバンスのPS併用島とECOポリシステムを採用した。更に、1円コーナーには各台計数機を導入、また全体の台間を広げてゆったり感を演出するなど、コスト面、環境面の改善を図っている。
とくにECOポリシステムについては、
「メンテナンスが不要な点が一番です。今回、各台計数機を導入して少ない人数で現場を回していますので、従来のポリ研磨のように、ポリの交換や洗浄・補充などの作業がない点はすごく助かります。これまで使っていたポリ研磨では玉場でポリの洗浄や乾燥などを行っていましたが、今回、そうした作業も必要なくなるということで玉場を解体して、そのスペースに4円パチンコの島を拡張しました。結果、台数を減らすことなく、店内を広くゆったりと使えるようになるなど、いい効果につながっています。トラブルや玉の汚れ、湿気についてもまったく問題ありません。リニューアルにトラブルは付きものですが、安心して使えています」
と佐藤本部長。
一方のPS併用島については、
「この10年だけでも3~4回くらい、 PSの切り替えを行ってきましたし、その都度、島工事の費用が掛かってきました。今後もパチンコ・パチスロの好不調の波は必ずあると思いますし、そうした切り替えの時にPS併用島だと迅速な対応ができて、経費も掛からないので期待しています。島の半分はパチンコ、半分はパチスロなど面白い構成ができる点も魅力的です」
今後の営業については、若い人から年配の方まで地域の人達が集まり、「あそこに行けば楽しい」と感じてもらえる店舗を目指したいという。
先々を見越した今回のリニューアルで、ますます地域に根ざした営業に励んでいく。
栗原市の中心地・築館エリアで1993年から営業。市街地を走る奥羽街道沿いにありアクセスが良い。今回、駐車場の照明もLEDに切り替えるなどコスト削減を進めている。